あなたに「憧れ」の花を贈りたい(上編)
落ち込んでいたボクも
ちのからの連絡のおかげで
少し元気になることができた
そして、第二希望だった
私立の高校へ通うようにる
自転車で45分・・・遠い・・・
桜が綺麗に咲いているが
ボクが行きたい高校ではなかった分
桜なんて見る元気まではなかった
ここは、みんなが第二希望としている高校
入学式から一月はどよんでいた
ボクも周りの雰囲気に呑まれ気分は沈む
散り逝く桜
ボクの気持ちは・・・
将来は・・・
この桜の花と一緒
所詮簡単に夢さえも散ってしまう
そしてあんなに薄い色をした
つまらない人生を送るのだ・・・
負け犬の証を貼り付けられてしまった
仮の学校
ここはボクのいるところではない
そんな風に思っていた
高校に通うようになって一月もすると
学校に通うのにもなれてきた
桜もきれいに散り
葉が目立つようになってきた
ボクは
葉桜が一番好きだ
緑がきれいで
枝葉の間から
どきどき射し込む
光に緑の温かさを感じるから
この時期やっと
ボクは春の訪れを感じていた
ボクが帰宅する道には
ボクの通う高校とは別の高校前を通ることになる
そこは入り口から校門前まで坂になっているが
道の両側には木漏れ日の中を歩けるように
桜並木があり
4月ならば
満開の桜の中校舎に迎えることができる
なんともうらやましい学校だ
そんな
桜並木の高校の
入り口付近には
花屋があった
昔ながらの小さな小さな花屋
その日のボクは
どうかしていたみたいだ
その花屋へと自然に足が進んでいった
いろいろな花がある
赤、青、白、黄色、緑、黒
そして・・・花屋独特の香り
当時も今も花の名前にはうといから
名前はわからなかったけど
綺麗なのだけはわかった
ボクは種売り場のところにいた
ガーデニング用だろうか?
そこで、何かに惹かれるように
ボクはある種を手に取った
そのまま
ボクは種を
買ってゆくことにした
種の名前は「ミニヒマワリ」
大きく成長しても60cmほどの植物だ
続く
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