ずっと思い続けたけど振り向いてくれないちの
それなのにあきらめることのできないボク
ここまで年齢を重ねれば
ちの以外にも目が向くこともある
素敵な女性はちの以外にもたくさんいる
時々自分にそう言い聞かせ
納得させようとしているボクがいる
次の恋は
好きな
または
そんなに嫌いでもない
ということを前提として
・手の届きそうな
・アプローチのある、興味をもってくれる
・ボクにとって付き合える希望のある
そんな人と付き合うのが現実なんだと思う
かなわない夢を追いかけるよりも
きっとそんな人といるのが一番楽しいのだと思う
そんな人がボクにもいた
当時のボクは今以上に浅はかだった
ちのにフラれてから2年たとうとするときだった
彼女がいないということを周りの友達にも言っていた
それでボクの友達が気を利かせ
彼女を紹介してくれたんだと思う
ボクは今でもちの以外の人とは付き合う気がない
それは変わらないが友達として遊びに行くのは
OKだろうという頭があった
いや、このときはあまりの寂しさから
新しい恋に走っても良いのではないかという言葉が
頭の中でささやかれていたのかもしれない
友達の紹介してくれた彼女は女性としてはどうかはわからないが
人としてはかなりできた人だった
意外とボクと馬が合い
話がはずんだ
そのうちにボク達は
二人で遊びに行くようになった
ボクは何も考えていなかった
どうしてそんな流れになったのかわからない
遊びに行くそんな中
いつの間にかボクらは自然と手をつないでいた
そんな空気になっていたんだと思う
ボクの今までの枯れきった日々に比べ
なんと緑の多い日々だったことか
やっと春の息吹が出た感じがした
気持ちが楽だった
ちのちのちのという呪縛から
開放されたようだった
しかし
それと共に不安も同時に発生する
それは
彼女といる時間はボクが望んだちのとの日々のような感覚だった
だけど相手はちのではない
彼女といて楽しかったけれども忘れられぬちのへの思い
ボクはボクに語りかける
「将来絶対に後悔しないか?」
と
ボクの心にちのが住んでいなかったのなら
きっと彼女に交際を申し込んでいただろう
ボクは彼女と遊びに行った時間も
ちののことを考えていた
こんな中でも、ちのへの思いは忘れることができなかった
楽しかったけれどもちのと過ごしたかった
もし、ちのが意見を変えたなら彼女が邪魔になるのではないか?
そんなこともうっすらと思っていた
それがはっきりとわかったのは
3回目に二人で遊びに行ったときだと思う
ボクは彼女からのキスを拒否した
彼女とはキス・・・したくなかった
ふとした彼女の動作がちのとかぶっていたことに気ついたとき
コレまでの行為が
もう、ちのに会えないことが生んだ
ボクを孤独から解放する妥協案が
彼女といることだと悟った
彼女はボクにとっての浮気相手・・・・・なんだ
気持ちは常にちのを向いている
なんて失礼なやつなんだと思う
ボクは彼女の気持ちなんて何も見ていなかった
彼女のことを全く見ていなかった
彼女はちのの代わり・・・
ちのへの思いは裏切ることができなかった
自分の権利を行使、主張するってことは
相手の権利を奪うことだ
ボクは現実の恋より過去との思い出をとった
ボクは彼女に泣きじゃくってあやまった
今まで本当に申し訳ないという気持ちと
そう思いながらもちののことが好きだという気持ち
寂しさを紛らわすための行為
そんな自分のわがままがひっかいてしまった彼女の心へ
謝るうちに自然と目に熱いものがこみ上げてきた
ボクの幼さや女々しさ、情けなさに悔さ
何よりも彼女の優しさに涙した
ボクの泣き虫癖はまだ直ってないみたいだ
彼女はすんなりOKしてくれた
本当に素敵な女性だった
本当にありがとう
そして
ごめんなさい
罪を一つ背負ったボクはいつまでもちのの幻影を追い続ける
ボクはもう・・・女友達なんていらない
ボクはずっと独りでいる
同じ経験をしている人には
もしも、過去を乗り越え次へと進む勇気があるのなら
ぜひ未来をとって欲しいと願う
過去は自身を癒してはくれないですから
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